収 差


a b e r r a t i o n .

ただ複雑に物事を捉えるべからず。

何事もそうかもしれないと、ただ思うことは、

本質的なものには着眼せず、

全く意味や意義を履き違うような、虚構や虚栄に惑わされて執着し、

何が正しかったのかさえ、皆々が忘れて進み行き、遠くへと行ってしまう。

船頭が、正しい方向へ誘うかのように、はたまた誤った方向へと流れて行ってしまうことも、少なくはないのであろう。

自分の生き方さえも見失ってしまうように、それだけ人生は儚くもあり、そして尊いのでもあろう。

一秒一瞬はあっという間に過ぎ行くのに一日は少しだけ長い気がすることもあるだろう。

時間は平等に流れゆき、終わりへと向かっていくのであるはずなのに、

待った無しの猶予ないうつし世に、

今日という一日に何を思うのか。

静かに迎えた何時もの朝、アトリエの水場に立って湯を沸かして珈琲を淹れる。

当たり前の様に流れゆくであろうこの時分に僕は、

一つの記憶であり、記録であればいいと考えた。

只一人、流れるこの場所での今は、

飾り気も何もない、只の一瞬かもしれないけれど、思うことや過ぎることに思考を重ねることはできるのだから。

あと少しで大寒を迎えるこの場所での最後の時間に、

いつもと変わらぬ静かな時間を過ごすことができるのであろうか。

2019.01.09 13:20:54


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