白色の琺瑯ボウル

 

 

琺瑯は私達の日常の中で、最早有り触れた物であるけれども、

 

その出自について考察した事はあまりなかったりします。

 

その変遷を辿りながら、本品を用いてご紹介を。

 

 

琺瑯とは、

 

簡単に言えば、鉄などの金属を素地に、

 

ガラス質の釉薬を掛けて高温で焼き上げたものを指します。

 

 

金属の強度とガラスの美しさ、そしてお互いの弱点でもある、

 

酸化と脆弱性をお互い補う形で生まれたものであります。

 

 

その技術は、かなり古く、

 

元は紀元前からあった技法と言われています。

 

日本では "七宝焼き” として、

 

金細工工芸などに用いる装飾的な技法として中国から渡来してきたと聞きます。

 

その名前も、諸説は色々在るようですが、

 

サンクリッド語の七宝から転じ、金銀瑠璃玻璃などの宝物より転じてきたという説があるほど、

 

元来は装飾的に扱われてきた技法です。

 

 

鉄琺瑯が生まれ、日本の実生活に及んでくるのは、随分と後発で、明治になってからのこと。

 

この現象は、ほぼ世界各地で同時的に行われていました。

 

ヨーロッパではドイツ、オーストリア地方を中心に工業的発展を遂げています。

 

元々は鉄の錆止めとしての用途で用いられた近代の琺瑯技術は、

 

日本でも大きな発展を遂げ、その変遷を辿る中で、

 

あまり強度的に保たず釉薬が剥がれてしまう物も多くありましたが、

 

故に儚げで美しく、鉄板で作られたものは軽くて扱いやすく、

 

短い歴史の中でも様々な場所で愛されて使われ続けてきました。

 

 

 

洗面用としては小さく、

 

大きさとしては食器サイズではありますが、

 

状態も非常に良いので、本品の用途は何であったのか見当がつきませんが、

 

薄く、そして軽く、リムに良く見られる青や赤色のラインがないのも、一層魅力的であります。

 

 

食材を入れる為のボウルとしても良いでしょうし、

 

ポプリなどを入れてお部屋に飾り付けても美しい逸品かと思います。

 

 

薄く揺らぐ少し不安定な半光沢の白肌、

 

お好きな方は是非。

 

 



φ22.5 × h4.5cm
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